伝統的なガリガリプロペラは、たくさんの切れ込みの入った棒の先に小さなプロペラがつけられています。この棒を持ち楽器のギロのようにこすると、電気もモーターも使わないのにプロペラが回転します。どうしてプロペラは回転するのでしょうか。実験を通してガリガリプロペラが回転する仕組みを調べ、さらに切れ込みのまったくない究極のガリペラを回せるようにしましょう。
はじめに
ガリガリプロペラの秘密を調べて、自由自在にまわせるようになりましょう。そして「究極のガリペラ」を回しましょう!
実験を見て!
まずは伝統的なガリガリプロペラを観てください。ガリガリプロペラの棒にはたくさんの切れ込みがあり、棒の先には小さなプロペラがつけられています。ガリガリプロペラを持ち、楽器のギロのようにこするとプロペラが回転します。プロペラはどうして動くのでしょうか。実際に作って回してみましょう。
材料は?
伝統的なガリガリプロペラは四角い木の棒に小刀でギザギザの切れ目を掘るのですが、これは危ないので、曲がるストローの蛇腹を使います。それにプロペラにするための紙やプラスチックなどの小片(2cm×6cm)も使います。
また、究極のガリガリプロペラは四角い木の棒の代わりに丸い箸を使います。
材料
・割り箸:1膳(または丸い箸)
・紙やプラスチックなどの小片(2cm×6cm):1枚
・曲がるストロー:1本
・3cmくらいの釘:1本
・セロハンテープ
・一穴パンチ(あれば)
道具
・はさみ
・紙やすり
・定規
入手方法
・どの材料もホームセンターや百円ショップで手に入ります。
①作り方:紙またはプラスチックを2cm×6cmに切り、真ん中にパンチなどで穴をあけます。
②作り方:曲がるストローの蛇腹部分を上下2cm位で切り取り、セロハンテープで割り箸の先から5cm位の所に固定します。
③作り方:釘のとがっている方を2cm位、割り箸にセロハンテープセロハンテープで固定し、釘にプロペラの穴を通します。
④回し方:ガリガリプロペラの手前をしっかり持ち、蛇腹の上を割りばしなどで素早くこすると、タイミングがあえばプロペラが回ります。
⑤仕組み:ガリガリプロペラの振動が上下ではなく少し偏っていると、釘とプロペラの穴の摩擦で回転するようになります。
⑥発展:ガリガリプロペラはストローの蛇腹がなくても回転させることができます。タイミングを覚えて究極のガリガリプロペラに挑戦してみましょう。慣れると、どちらの向きにでも回転させることができますよ。