江戸時代の終わりに4隻の黒船が浦賀沖に来て日本中が大騒ぎになる事件が起きました。この時にやってきた蒸気船とは仕組みが違いますが、同じ水蒸気で動くシンプルな蒸気船を作り、水蒸気のもつ大きな力について調べていきます。
はじめに
ポンポン蒸気船を作って水蒸気のパワーについて調べていきましょう。火をつけると、ポンポン音を立てながら水面を進んでいきます。どのような仕組みでうごいているのでしょうか? 簡単な構造の蒸気船を作って、調べていきましょう。
材料は?
材料は船の形をした木の板とアルミの管、それにロウソクです。管の中に水を入れるスポイトとロウソクに火をつけるライターも使います。これらはホームセンターや百円ショップなどで手に入れることができます。
作り方
①作り方
木の板を切って、船の形にします。アルミパイプをはさむ溝も切ります。
材料
・船の形をした木の板:1枚ロー
・アルミの管:1本
・ロウソク
・ライター
・スポイト
②作り方
アルミパイプを乾電池に巻き付け、ボイラーを作ります。
③作り方
ボイラーを船にとりつけます。これでポンポン蒸気船は完成です。
遊び方
スポイトでアルミパイプに水を入れます。入れた水が漏れないように押さえて船を浮かべます。ろうそくを置いて火をつけます。
対策①
進み方が今ひとつです。どうして進まないかを考えます。火の力が弱いから進まないのだと考え、対策をします。
対策②
ろうそくを強くします。そして熱が逃げないようにろうそくの回りを覆います。
対策③
ろうそくを登山用の固形燃料に変更します。火をつけるとスイスイ進みます。
対策④
熱が逃げないように金属の板を使って覆います。火をつけるとぐんぐんと進みます。
蒸気船が進む仕組み
水は100度になると沸騰して水蒸気になります。水蒸気が体積が増えるのでその力でアルミパイプから勢いよく吹き出て前に進みます。
コツをつかんだらすぐに進みます。あきらめずに成功させてくださいね。