紙だけで、本物のホイッスルのような大きな音を出してみましょう。災害(さいがい)のときの合図に役立つだけでなく、スポーツや注意をひくとき、自作オリジナル楽器として、音楽を楽しむこともできます。音が出る理由を知って、音の振動(しんどう)や音の三要素を体験を通じて学ぶことができます。
はじめに
串原中学校の水野です。紙だけでとても大きな音を出してみましょう。びっくりするよ。
材料は
材料はかたい紙だけ。ただし、説明をよく聞いてね。
作り方
作るのはとても簡単。意外と持ち方がとても大切。
材料
・ケント紙などのかための紙(4センチ×4センチ程度)
入手方法
・お菓子の箱などでもできる。ケント紙は、文房具店などで販売されてる。
・うすいアルミの板があると応用ができる。アルミ缶をはさみで切ったもので十分。
注意すること
・アルミ缶を切ってホイッスルを作るとき、切り口がするどいので、手を切らないように注意。
・音が出なくてあまりに必死にふこうとすると酸欠(さんけつ)になってしまうので適当に休みながらする。
①作り方
紙ホイッスルにはひみつがあります。紙を切って、おって丸めます。
②作り方2
ふいた空気の出て行く道が大切です。歌口をうまく作ります。
③作り方3
持ち方が大切です。横の部分をふさぐように持ちます。
④ポイントのおさらい
吹き口と歌口(うたくち)、横の穴のふさぎぐあいが大切。
⑤音の出る原理1
紙ホイッスルとリコーダーやフルートと原理は同じ。
⑥音の原理2
カルマンの渦(うず)を小川と棒(ぼう)で説明します。
⑦音の原理3
音は振動(しんどう)で出ます。でもホイッスルは振動しません。
⑧日常で見られるカルマンの渦
虎落笛(もがりぶえ)のヒューヒューと鳴る音など。
⑨応用
紙がぬれてしまうと音が出ません。アルミ板を使うと必ず出ます。
【対象学年】既習内容や実験の難易度から考慮して、下記の実験ブースに★1つだと小学校5・6年以上、2つだと3・4年以上、3つだと1・2年以上が対象と考えています。もちろんその表示のみにこだわる必要はありません。