さかさゴマを回したことがありますか。軸(じく)をつかんで回すと,スッとさか立ちして回るコマです。重いおしりを上にして回る様子は,かわいくもあり不思議でもある,昔ながらのおもちゃです。4つのビー玉を三角すいの形にくっつけて,同じようにさか立ちする「ビー玉ゴマ」を作ってみましょう。さか立ちさせるには,ちょっとしたコツがあります。そのコツも伝授(でんじゅ)するので,あなたもさか立ちゴマを回すことができるようになりますよ。回っているときにおもしろい音も出すので,きっと,お気に入りのおもちゃになると思います。
はじめに
高校教師の梶原(かじわら)です。自分でさか立ちして回転する「ビー玉さかさゴマ」を紹介(しょうかい)します。どうしたらさか立ちするのでしょう。
実験を見て!
まず,プロの技(わざ)を見てもらいます。どこがちがうか,しっかり見ていてくださいね。さか立ちしたまま,回転し続けますよ〜
材料は?
ビー玉とアルミホイルは100円ショップで,ボンド(ショックに強いタイプ)はホームセンターで買いましょう。
材料
・アルミホイル:13cm×13cm 1枚
・ボンド:スーパーXⅡなど(ショックに強いタイプ)
・ビー玉:25mm 4個
入手方法
・アルミホイル,ビー玉は,100円ショップで買える。
・ビー玉は,色やサイズの違うものが,ネットで買える。
・ボンドは,ホームセンターで買える。
注意すること
・ボンドで机をよごさないように新聞紙などを広げる。
・小さい子がビー玉を誤飲(ごいん)しないように気をつける。
・まわりにガラスなど割れるもののないところで回す。
①作り方1:アルミホイルで3個のビー玉をつつみこみ,ガードを作ります。
②作り方2:ボンドでビー玉4個をくっつけ,三角すいの形にします。
③上のビー玉をつまみ、下の2個を少しうかせてからすばやくひねって回転させます。
④スローで撮って,さか立ちする様子を観察(かんさつ)します。
⑤つまんでいた玉が下にこないので,完全に「さかさ」になったとは言えません。
⑥テーブルをきずつけないよう,コマを下にくっつけてから回しましょう。
⑦コマ同士をぶつけるとガラスのかけらが飛びちってあぶないので,バトルをしてはいけません。
⑧同じ材料で作ることができる「ハリケーンボール」を紹介します。
⑨大きな音を立てて高速回転するので「ハリケーンボール」と名づけられました。
【対象学年】既習内容や実験の難易度から考慮して、下記の実験ブースに★1つだと小学校5・6年以上、2つだと3・4年以上、3つだと1・2年以上が対象と考えています。もちろんその表示のみにこだわる必要はありません。