スライムはホウ砂(しゃ)とPVA入りの洗たくのりで作る人気の実験メニューです。色をつけて手でムニムニして低学年の子どもたちも楽しんでいます。今回は洗顔(せんがん)フォームをそこにまぜることで、あわいっぱいのふわふわスライムを作ってみます。定番(ていばん)だったスライム作りが新しい実験に思えることでしょう。ぜひちょうせんしてみましょう。
はじめに
枚田小学校の金田(かなだ)です。この「ふわとろスライム」は触感(しょっかん)がとても気持ちいいのです。
実験を見て!
動画でも分かるくらい、ふわふわもっちもちです。今までのスライムとは全然さわった感じがちがいます。
材料は?
ホウ砂は薬局(やっきょく)かネットで買います。PVA入り洗たくのりはホームセンターか100円ショップ。洗顔フォームがポイント。
材料
・ホウ砂5gくらい(水にとかしてうわずみを使う)
・PVA(ポリビニルアルコール)入り洗たくのり。
・洗顔フォーム(ホイップ洗顔料)。
準備物
・大型の紙コップ(プラコップの方がやりやすい)
・わりばし、プラスチックスプーン
・絵の具
・計量(けいりょう)カップ、タッパー等
入手方法
・ホウ砂は薬局で手に入るが楽天やヤフーショッピングでも買える。500gで600円程度。
・洗たくのりはホームセンターで150円程度、100円ショップにもある。
・洗顔フォームは100円ショップに40g入りのものがあった。ホイップ洗顔料ならどれでもできる。通販でも400円程度で買える。元々はシェービングクリームを使っていたが洗顔フォームの方が安かった。楽天やヨドバシカメラで入手できる。
注意すること
・小さい子が誤飲(ごいん)しないように気をつける。
・ホウ砂は毒性(どくせい)が強いのでひふに直接ふれないようにする。
①作り方(ホウ砂水の準備)
ホウ砂を5gくらい取り、50mlの湯に入れ、よくかきまぜます。完全にはとけないので、うわずみを使います。
②作り方(洗たくのりの準備)
PVA入りの洗たくのり50mlを水50ml、洗顔フォーム3cmをプラコップに取り、絵の具を少し入れてあわ立つまでよくまぜます。
③作り方(ホウ砂を加える)
②にスプーンでホウ砂水を1杯(ぱい)ずつ加えてよくまぜます。一気に何杯も加えると固くなってしまいます。
④作り方
4~5杯くらいで、固まってきます。よくまぜた後、手に取り、手で水分をすいとります。もうすでにここでで「もちもちスライム」が完成しています。
⑤比較
洗顔フォームを入れないふつうのスライムも作ってみましょう。洗たくのり:水=1:1、絵の具をまぜ、1杯ずつホウ砂水を入れながらまぜます。
⑥比較2
もちろんふつうのスライムもホウ砂水を入れてそのたびにかきまぜます。入れすぎると固くなるので注意がいります。6杯くらいでいい感じになりました。
⑦2つを手に取って比較
ひんやりとした今までのスライムもいいのですが、ふわっとした感じのふわとろスライムとのちがいがよく分かります。
⑧スライムができる訳
自由に水が動けるとさらさら。洗たくのりとホウ砂が部屋を作って水を押し込みます。ふわとろスライムはさらに空気が。
⑨あいさつ
スライムは低学年実験の定番です。カラフルでふわふわのスライムを作ってもり上がりましょう。
【対象学年】既習内容や実験の難易度から考慮して、下記の実験ブースに★1つだと小学校5・6年以上、2つだと3・4年以上、3つだと1・2年以上が対象と考えています。もちろんその表示のみにこだわる必要はありません。